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映画「かいじゅうたちのいるところ」を観てきました。
普段から素直な気持ちをうまく伝えられない妄想好きな少年マックスは、さみしさで押しつぶされそうになり、誰も傷つけたくなんてないのに暴れてしまいます。本当はまだまだ甘えたい年頃のマックスの目線に立った「かいじゅうたちのいるところ」、奇才スパイク・ジョーンズが思いを込めて子ども心をせつなく表現しています。
原書絵本以上に、なかなか奥深く哲学的な映画。小さい子どもにはわかりにくいところもあるけれど、小さいながらに考えるところがきっとあることでしょう。
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という有名なロバート フルガムの著書がありますが、「幼稚園の砂場」のところを「かいじゅうたちのいるところ」に置き換えてもいいかもしれないと思ったくらいです。
少年マックスと触れ合う7匹のかいじゅう、キャロル、KW、アイラ、ジュディス、アレキサンダー、ダグラス、ザ・ブル、それぞれのキャラがたまらなく愛おしくなりました。着ぐるみを使うことで直接触れ合える感じがとても良く伝わってきました。