荒木陽子・荒木経惟エッセイ文庫版
『東京日和』
「私の写真人生は、ヨーコとの出会いから始まった。」 ‐荒木経惟‐
荒木経惟夫人の陽子さん最後のエッセイ、名作エッセイが文庫化されました。夫の日記、妻を想いながらひとり写した空、東京の写真を収録。アラーキーは、愛妻 陽子夫人と愛猫のチロちゃんの愛情を受けてこそ、よりよい写真が撮れていたのでしょう。天才のそばには無償の愛を注ぐことができる素敵な女性がいるものですね。切なくも幸福な終結。強く、切ない光に満ちた名作です。ああ、センチメンタル。
この
『東京日和』をまだ読んだことの無い方は読後、
『センチメンタルな旅 冬の旅』、
新刊
『センチメンタルな旅 春の旅』という順でご覧になることを強くオススメします。
・・・ただ、センチメンタルな気分から抜け出せなくなるのでお気をつけくださいませ。