日本が誇る写真家の1人、
高梨豊、久しぶりの新刊写真集
写真集
『IN’ ―高梨豊写真集』
~都市そのものが見る夢~
SILVER PASSIN’,
WIND SCAPE,
LAST SEEIN’.
- 「過去」である写真が、
ここではひたすら、「現在」における「通過」の瞬間を見る者に経験させる。- 解説 田中純
バスと電車の窓から写す2つの連作。移動する範囲が限られたの中で、高梨豊は“都市そのものが見る夢”をカメラに収める。途中で紙のサイズが変わるデザインなど、写真集としての魅せ方にも工夫がある新刊写真集。
<高梨 豊 たかなし ゆたか>
1935年、東京・牛込に生まれる。
1964年に第8回日本写真批評家協会新人賞を1967年に第5回パリ国際青年ビエンナーレ写真部門大賞を受賞。1968年、中平卓馬、多木浩二、岡田隆彦とともに写真同人誌『PROVOKE(プロヴォーグ)』を創刊。1985年と1994年に、日本写真協会年度賞を受賞。1991年、第3回「写真の会」賞を受賞。1994年、赤瀬川原平、秋山祐徳太子とともに「ライカ同盟」を結成。現在、東京造形大学客員教授。