フランス人、1961年マルセイユ生まれの写真家
アントワーヌ・ダガタ(Antoine d'Agata)
写真集
『Anticorps 抗体』1990年から2012年までの作品を集大成し、アントワーヌ・ダガタの書き下ろしテキストを33ページにわたり鏤めた珠玉の写真集。
正直、気持ちのいい写真集ではない。それは、リストカットされた手首だったり、ドラッグで痩せ衰えた娼婦、リビア内戦、死体、独房、見るに耐えないものばかりが続きます。眉間に皺はより、胸が悪くなり、わさわさと心がざわめく写真ばかり・・・。人によっては目に焼きつき嫌な感情が残り続けるかもしれない。
でも今、入手しておくべき写真集はどれかと訊かれれば、この写真集をオススメします。
アントワーヌ・ダガタ写真集 『Anticorps 抗体』 完全日本語版
195×260㎜/上製/560ページ/¥8,000+税
2013年アルル国際写真フェスティバルにおいてブックアワードを受賞。