小山登美夫『その絵、いくら? 現代ア-トの相場がわかる』
奈良美智、村上隆を世に送り出したギャラリスト小山登美夫が、アートとお金の関係を解説したもの。
サザビーズがニューヨークのオークションで、現代美術家の村上隆の制作したフィギュアが、先ほど発見された運慶の仏像(約14億円)を上回る金額(約16億円)で落札された謎などがわかります。村上隆の作品は1998年に制作された「マイ・ロンサム・カウボーイ(My Lonesome CowBoy)」
国宝級の運慶が約14億円なのはともかく、村上隆の作品「マイ・ロンサム・カウボーイ」約16億円は高すぎるのではないかと疑問に思った方は多いのではないでしょうか?
対論も収録
<対論1>現代アートとオークションの密な関係
倉田陽一郎(シンワアートオークション社長)×小山登美夫
<対論2>草間彌生、杉本博司、村上隆、奈良美智――世界が認めた日本の才能を語る
小柳敦子(ギャラリー小柳ギャラリスト)×大田秀則(オオタファインアーツ・ギャラリスト)×小山登美夫