内容も写真集の作りも細部まで真摯に丁寧に作られている写真集をご紹介。
まず写真家 泊昭雄作品集をご紹介
『カワタレ』、『オモムロニ』、『フクロウ』、『インテリア』、今年の4月に発売された
『la』がある。微妙な色の表現が美しく優しく曖昧でありながら、ごまかしのないクリアな写真。透明感・中間色の表現・そこにある空気を感じさせる独特の作風が特徴。装丁・製本・紙質・デザイン、質感に至るまで揺るぎのないこだわりを魅せ、写真の内容から本の作りまでのトータルで魅せる写真集です。
次は伊藤之一写真集
『入り口』、『ヘソ』、『テツオ』、『電車カメラ』、『ハレ』。
それぞれの写真集で違う表現を魅せ、カメラをツールとした作品作りの幅の広さには、技量のほどがうかがえます。繊細でありながら大胆な構図やモチーフに、どんどん吸い込まれてしまいます。上記画像の
『ハレ』はレフ板並に光を反射する表紙に白ヌキの文字で「ハレ」、晴れた奥多摩の光を高速シャッターと望遠で収めた迫力ある大判写真集。
*本日、ご紹介の写真集は一般書店では入手が難しい商品です。只今、心斎橋店4階に在庫があります。