山内 悠 写真集
『夜明け』
地球と宇宙の境界線、雲平線(うんぺいせん)に日が昇る「夜明け」。その地上3000メートルの高さで見る「夜明け」を600日間追い続けた記録。
こんなにもキレイな光景を富士山の上で幾度も見てしまったら、これからこの写真家の人生は大丈夫なのかと不安になった。宇宙飛行士や登山家が死も意識する特殊な場所で、その状況にはかえがたい光景を目の当たりにして心が痺れてしまったら、妙な満足感に襲われたり、その後の目標が見えなくなったりしないのだろうかと思うのです。
残念ながら少なくとも、私にはその自信がありませんでした。ましてや、この写真家はその光景をカメラに美しく収め、多くの人に伝えたいと思うのです。
そうこう思っている時に、、、
兵庫県へ帰省中の写真家の山内 悠さんがご来店くださいました。ようこそ、アセンスへ!!
富士山の話、個展の話、写真家についての話など、楽しいお話をいっぱい聞かせてくれました。澄んだ瞳でまっすぐな視線を送る素敵な写真家 山内さん。この人だから撮れた写真で、何があってもやりたいことが尽きることのない人なのだとわかった。美しい「夜明け」に魅せられた富士山での600日間はあくまでも、彼の長い旅の途中なのです。この写真集を強くオススメします。
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*山内 悠 オフィシャルサイト