立花文穂 :編集『球体 5 GROUND』
「観察と発見」をキーワードに、ものをみる多様さのなかで、気づき、想像力を高めるために、広島県生まれのアートディレクター/グラフィックデザイナー/アーティストの立花文穂が、独自の視点で選び構成するヴィジュアルブック
『球体』の第5弾。
<ヒロシマのDNAを受け継ぐ若い表現者たち>
■ 広島の平和公園を撮影した笹岡啓子(1978年広島生まれ)の “PARK CITY” シリーズ
■ 日常のモノをつかって回路をつなぎ信号をおくり音をつくりだすアーティスト堀尾寛太(1978年広島生まれ)の表現
■ 巨大なキャンバスにモノクロの劇画調のペインティングで活躍する新進気鋭の画家、後藤靖香(1982年広島生まれ)
■ 西山友浩(1974年広島生まれ)は、社会福祉法人創樹会に所属し活動を続け独特の表現を生み出している。
・・・以上、主にヒロシマのDNAを受け継いでいる若い表現者たちを中心に構成。
ヒロシマという場所にうまれて育って、今こうしてあたりまえに表現活動をしているという事実が、奇跡的なことかもしれない。
<その他>
■ 広島を訪ね独特な語り口で綴る石田 千(1969年福島生まれ)のエッセイ
■ 立花英久(1962年広島生まれ)による塑像と短編小説や、よしもと住みます芸人プロジェクトの広島代表のお笑いコンビ、フリータイム(広島生まれ)を題材にした読み物
■ 写真家、ホンマタカシ(1962年東京生まれ)の近年、各地でキノコを撮影しているシリーズ
■ 写真家、齋藤圭吾(1974年東京生まれ)の五島列島を1年余りかけて撮影した教会の写真
■ 表紙にもなっている若手注目彫刻家、中野浩二(1977年岩手生まれ)がつくる圧倒的な存在感と滑稽な軽やかさを併せもつ首像のシリーズ
<連載>
■ 伊勢克也(1960年岩手生まれ)の震災後のふるさとに帰るときの日記
■ 荒木信雄(1967年熊本生まれ)が、広島の原爆ドームについて思うことを語る
■ コントユニット、テニスコートは、ナンセンスなコメディをエッセイにして表現