憂鬱と絶望の間、
不気味なユーモアと暗い悲劇、
黒くて<悪い>世界から、
「希望」へ……
鬼才・園子温 批評
『カオスの神、園子温』
型にとらわれない映像の創造力によって、社会の底辺を生きる人たちを描き続けてきた鬼才・園子温。
現代社会のきわを見つめるその作風は、
どこから生まれるのか?
現代日本の家族について。
愛情とコミュニケーションの喪失。
機能不全の人間関係……園子温のこれまでの映画を通して社会を考えることで、時代の新たな側面が見えてくる。
ヴェネツィア、トリノで絶賛したイタリア評論家陣による園子温批評が待望の邦訳!
デビューから最新作
『希望の国』までのレビューと論考、本人へのインタビューも収録。
「<憎しみ>はあらゆる感情の中でもっとも<愛>を含んでいる。
憎しみは愛の源泉で、愛の始まりだ。僕は<憎む>人間だ」
<世界>の園子温が見えてくる、初の本格批評集。
最新作映画
『希望の国』が、
2012年10月20日より全国ロードショー!
原作 “半ドキュメンタリー"小説
園子温 著書
『希望の国』
鬼才、園子温監督のもとに、福島の思いが集まり、
やがて、原発事故に揺れる家族の物語が生起する。
「皆が想像できる単純な物語を更に深めたい」
決意した園子温は福島に何度も何度も通う。
描くべき人々は、すべてその道中にいた。
“希望”という言葉、この題材にして使用するのは、けっこう根性のいる話しなのかもしれない。
使うのは簡単ですが、安易には使えない言葉 “希望”。
たくさんの<苦しみ>を知っていなければ伝わりはしない言葉。
熱く、あたたかい<愛>がなければ使えない言葉。
もう1冊、
園子温本におつきあい下さい。
10月3日発売!!
「これからのアイデア」を
コンパクトに提供するブックシリーズ第4弾!!
園子温
『非道に生きる 〈アイデアインク〉』
-極端だから、人をひきつける-
極端を貫いて道なき道を生き抜いた先の希望を語る。
この場合の“極端”・“非道”について考えてみよう!!
やっぱり、グルーヴィジョンズの装丁デザイン いいね!