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『嗤う伊右衛門』(著:京極夏彦) -出版:角川文庫 頁数:363 ■感想 「四谷怪談」といえば、主人公であるお岩が伊右衛門と婚儀を結び、夫の暴力に耐えながらも家庭の平穏を願うが、やがて夫である伊右衛門に毒を盛られて、日に日に弱り、髪も抜けて、顔の半分が崩れていく。 そして、最後にはお岩は周囲の者にむごい仕打ちを受けて恨み死にをし、その祟りで数々の怪異が起こって、伊右衛門など恨みのある者はすべて死に絶えた。という物語。 …と、ここまでは私が知っていた「四谷怪談」の物語なのですが、この本では、まったく違ったストーリーで仕上げられており、お岩も伊右衛門も別人格のキャラクターとして描かれた作品となっています。 では、どんな物語だったというと、読み進めて行けば行く程、人間の持つ陰湿で残忍な描写は恐怖となり、最後には原作と同じ因果応報の報いが起こるのです。 ただ、唯一違うのがお岩と伊右衛門。 その二人に流れる互いに想う思いが、何故かいいのです。 こう、「愛」という単純な言葉では表せない世界がこの本にはあるのです。 久々に読み止められない小説でした。 「京極夏彦、すごいぞ、オメエ」ということで! 2003年に唐沢寿明・小雪主演の映画にもなったそうです。コチラの方も是非。 『GLAMOROUS』&『GLITTER』 -出版:講談社&トランスメディア 頁数:- ■感想 「人は女に生まれない。女になるのだ。」と言ったのはボーヴォワール。果たしてこれらの雑誌を手にする人たちは、どんな女になってゆくのでしょうか。 この2冊の違いを簡単に言えば、『グラマラス』はレッドカーペットをいく女優orご令嬢を、『グリッター』は街のメインストリートを闊歩するモデルを目指しているように思います。 まだ創刊第2号ですので甲乙つけ難いのですが、強いて言えば、ボリューム感、経費のかけ方、完成度からいって『グラマラス』の世界観は見事です。 グラマラス流ライフスタイルを制覇しようとすれば、まずクローゼットの中はジゼルやジェマ(共にトップモデル)になりきった“妄想コーディネート(誌面より)”!デニムを買うなら3万円以上(5万も20万も3万円以上)!眼元は「バサまつげ」で決める!メイクで誤魔化せないところは、メスなしでココまでできる!注入美容におまかせ!ヘアスタイルはブリジット・バルドーに学ぶべく、焼き鏝(アイロン)&ドライヤー&ホットカーラーで髪を焼き尽くしてボリュームを出す! 目指すボディはパリス・ヒルトンorビクトリア・ベッカム(その他の選択肢ナシ)! お付き合いのお相手は、好評連載「玉の輿倶楽部」(今号はファッション業界男性編)で探す! 叶美香(取材時のファッションコーディネートのテーマは「初春の孔雀」)のショッピング情報をチェック!今月の「あの人の本棚」では、杉本彩による選書(ローラ・コーン著『百一夜』=あらゆるセックスのテクニックを説く指南書、その他4冊)に「生きるヒント」を学ぶ! もう、やりきった感があって気持ちが良い!アッパレ! がしかし、個人的にはグリッターの手作り感も捨てがたいものがあります。 何と言っても言葉遣いが絶妙で良い!“パーティーライクなドレスアップスタイルも、デイリーに着こなすのがお約束”とか、“大胆にあけた胸元でワナを仕掛けるのもイノセントな表情で”とか、もう独特の言い回しが素晴らしい! モデルの私服やグリッターセレクトのアイテムなどを掲載し、ちょっとこだわった普段着というスタンス…かと思いきや、“セレブに学ぶ人生すごろく”では、どうころがってもパメラ・アンダーソン、ジェニファー・ロペス、カーメン・エレクトラ、パリス・ヒルトン、ジェシカ・シンプソン、ニッキー・ヒルトン、ニコール・キッドマン、サラ・ジェシカ・パーカーのどれかになります! その後、パワフルマザー・シンディークロフォードに学ぶマンネリ化しない夫婦の秘訣!実用的なんだかブッ飛んでんだか微妙ですが、読者の声を積極的に反映していく姿勢を感じます。 『グラマラス』が“魅惑的なセレブ生活”というテーマを明確に打ち出しているのに対して、『グリッター』はまだ手探りといった印象。これから先、読者と共にどんなふうに成長していくのかが楽しみです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【読んだよ!三か条】一つ、ジャンルにこだわらない! ・・・マンガ・絵本・実用本、何でも読むこと 一つ、年齢にこだわらない!・・・子供から大人まで、幅広い人からオススメ頂く 一つ、時間にこだわらい!・・・1ヶ月間で読めなくても、毎月、新規購読 但し、1ヶ月3,000円以内。この企画、自腹なので。 ■読んだよ!って?
by athens_co
| 2005-04-30 18:13
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